介護のすすぬ

義親と実親の介護を通して学んだこと

2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

癌 vol.6

癌 vol.6 手術をしてわかったのは 虫垂の嚢胞はDr.の予想を超えて大きくなっていたことでした。 虫垂と上行結腸の一部を切除する予定でしたが 癌化した嚢胞は小腸まで張り出し 放っておいたら腸閉塞を起こしかねないような状態でした。 小腸の一部も切除し、…

癌 vol.5

癌 vol.5 虫垂の嚢胞腺腫は半年後の検査で 硬質化、つまりは癌化していることがわかりました。 血液検査でも腫瘍マーカーが高く出ています。 実際に大きくなっているので手術しないわけにはいかなくなりました。 認知症もあるし、高齢だし手術なんてできるの…

癌 vol.4

癌 vol.4 検査データを持ってセカンドオピニオンを受けてきました。 デキモノは嚢胞腺腫という名であること また、すぐに何かが起こるような状態ではなさそうなこと 前のDr.から伺えなかったことも率直に伺うこともできました。 かと言って その診察をもって…

癌 vol.3

癌 vol.3 その月には定期診療でかかっている医院に行く予定があったので 報告がてらデキモノの話をしたら 診療後に私だけ呼ばれました。 そしてそのDr.からは 癌の可能性があるので 転院して診察をしてもらうように言われたのでした。 Dr.の知り合いの外科医…

癌 vol.2

癌 vol.2 外科では虫垂にデキモノがあるとだけ言われました。 それが良性なのか悪性なのか 手術をして生研に出さないと判断はできない そう言われたのです。 父は高齢で認知症もあります。 白内障の手術で2泊3日入院しただけでも 大変なことでした。 父は 「…

癌 父に癌が見つかったのは 本当に偶然のことでした。 こちらに来て迎えた最初の冬に発熱し 病院に行ったのが全てのはじまりでした。 それもたまたま祝日だったので 一般の病院は診療しておらず 往診をお願いするところもなく 仕方なく息子たちに抱えられな…

誤嚥性肺炎 まとめ

誤嚥性肺炎 まとめ 義母は82歳。 50代の頃に胃癌になり 胃の全摘出をしていますので 胃ろうはできません。 今、嚥下の状態は 誤嚥性肺炎になる前とさして変わりません。 目の前に美味しそうな果物や料理などを見ると 「わあ!」と声をあげ嬉しそうな顔を見せ…

誤嚥性肺炎 vol.4

誤嚥性肺炎 vol.4 自宅に連れ帰った当初は大変でした。 水分も十分に取れなく 熱を出すこともありました。 細かいものが肺に入りやすいというので 口から飲む薬はすべて中止。 流動食や高カロリーゼリー食なども取り寄せましたが 一向に進みません。 再び誤…

誤嚥性肺炎 vo.3

誤嚥性肺炎 vo.3 2カ月の入院期間を経て まるで蝋人形のように無表情になった義母。 毎日、何をするでもなく 白い天井を見つめて、寝ては起きを繰り返すだけ。 高栄養点滴だけでこと切れるまで生きているだけなら 可哀そうだから、家に連れて帰ろう そう言っ…

誤嚥性肺炎 vol.2

誤嚥性肺炎 vol.2 リハビリ病院に転院してから 義母は次第に元気を失っていきました。 嚥下のリハビリも進まず 期限の2カ月が来てしまいます。 そこで療養病棟に移るように勧められたのです。 嚥下のリハビリは 食事の時間にゼリー状のものを飲み込むという…

誤嚥性肺炎

誤嚥性肺炎 通いでお世話をしていた義母が誤嚥性肺炎になったのは 昨年の今頃のことでした。 春になる前から 食事を食べなくなったりと 何か調子が悪そうな時が何度かありました。 そのうち光熱が出て 訪問診療のDr.が救急車を呼び そのまま救急病院に入院。…

骨粗しょう症の薬

骨粗しょう症の薬 義母は骨粗しょう症で 一月に一度飲む薬を処方されていました。 小さくてもタブレット型の薬は 高齢者には飲みづらいものです。 義母も次第に薬の飲みこみが苦手になり 薬を口の中に溜めることが増えていました。 骨粗しょう症の薬は ぜっ…

腰椎圧迫骨折 学んだこと

腰椎圧迫骨折 学んだこと 義母の3回の腰椎の圧迫骨折で学んだ一番大きなことは ・安静にしない (これは一個人の経験を通して言っていることで全てに当てはまるわけではないことを断っておきます。) コルセットを付けて 食事の時は体を起こし 排泄はトイレ…

腰椎圧迫骨折 vol.3

腰椎圧迫骨折 vol.3 義母の3回目の圧迫骨折は我が家で起きました。 我が家に泊まりに来ているときに 脱げかけたスリッパをはかせようとして 尻もちをついてしまったのです。 痛がる義母の様子から すぐに圧迫骨折だとわかりました。 訪問診療のDr. に来てい…

腰椎圧迫骨折 vol.2

腰椎圧迫骨折 vol.2 義母、2回目の圧迫骨折は夜中だったようで 夜中に廊下に座り込んでいる義母を義弟が見つけ とりあえずベッドに寝かせ 翌朝、私が近くの脳神経外科に連れて行ったのです。 そこで再び腰椎の圧迫骨折が発覚します。 その病院では 「急性期…

腰椎圧迫骨折

腰椎圧迫骨折 義母は3回、腰椎の圧迫骨折をしています。 骨折ですから基本的には日にち薬。 特に治療はなく 収束するまで待つということなのです。 1回目に起きた時は まだ認知症ではなかったように思いますが この時は家で寝て過ごしています。 この時に行…

転倒

転倒 義母も父も あからさまな認知症になる前に 外で転倒することが何度かありました。 義母はゴミを指定場所まで捨てに行った時に 2度ほど前のめりに転倒。 父は、雨あがりに買い物に出かけて転倒。 一年に2度、2年続きでありました。 やはり前のめりに転倒…

今時のデイサービス

今時のデイサービス 父をこちらに呼び寄せてからも デイサービスに行ってもらうべく 何件か見学に同行させてもらいました。 父の中のデイサービスのイメージが良くないこともあり 基本的には「リハビリ」的な運動をさせてくれるところを中心に 規模の小さい…

デイサービス

デイサービス デイサービスのハードルも リハビリパンツ並みに高いようで 義母も父も最初は嫌がりました。 デイサービスはお遊戯をするところそういうイメージがあったのでしょうか。 父をこちらに呼び寄せる前 認知症だけでなく 家に籠るようになった父の体…

血圧の薬 vol.2

血圧の薬 vol.2 父と同居するようになり こちらで泌尿器科メインの内科ではありますが 定期的に通っています。 独り暮らしの時の内科医からの引継ぎで 血圧の薬を飲んでいますが 食生活が改善された今 飲み続ける意味があるのか 実は疑問に思っています。 毎…

血圧の薬

血圧の薬 父は独り暮らしをしていた時から 血圧降下剤を飲んでいました。 いつから血圧の薬を飲むようになったのかは知りません。 同居を始める一年くらい前 介護認定を受けた時は要支援1でしたが その頃までは自分の食事は自分で作っていました。 若いころ…

歯 まとめ

歯 まとめ 「よく噛むことが大事」 よく言われていることですが 父の姿から痛いほどわかりました。 私が子供の頃 よく噛んで食べるように言われたことに合点がいきます。 ひところ、認知症症状が酷く 見当識障害もよく見られていた父ですが 入れ歯が出来てか…

歯 vol.6

歯 voi.6 入れ歯が出来たことで 正しい噛み合わせができるようになり そのために一番もろくなっていた上の歯が1本 すぐに折れてしまいました。 マーボー豆腐を食べて折れるのですから 相当酷い状態だったのです。 上の入れ歯は3本の歯で支えるように作られて…

歯 vol.5

歯 vol.5 時間をかけて歯根を抜き 歯茎が落ち着けば入れ歯の型取りが出来ます。 前歯が残っていた上の入れ歯を先に作り その後、同じようにして下の入れ歯を作り 1年を待たずして ゴールデンウィーク前に両方の入れ歯が出来上がりました。 最初に歯科医にか…

歯 vol.4

歯 vol.4 その後の治療は 「残った歯根をぬき 歯茎が落ち着いたら新しい入れ歯を作ります。 1年くらいかかると思っておいてください」 というもの。 そして、歯科医とのお約束は 「残った歯をちゃんと磨くこと」 でした。 その日からたった3本のオリジナルの…

歯 vol.3

歯 vol.3 生まれて初めて見た父親の口の中。 汚いことには違いないのですが 「酷い」という言葉が一番近いような状態でした。 歯槽膿漏で歯茎は紫色。 歯の根元を少し触っただけでも血が滲んできます。 折れた歯の根元はそのままですからどす黒く 残った上の…

歯 vol.2

歯 vol.2 父は真面目な性格の人でした。 毎日歯磨きは欠かさなかったので 自分が通っていた歯科医から勧められたと言って 歯ブラシで磨いた後 ウォータージェットを使っていました。 私が帰省していた時も 寝る前には必ず歯磨きをしていました。 なので、歯…

歯 年をとると歯がダメになると昔からよく言われていました。 確かに、私も歯茎がやせてきたりしています。 私は50代半ば。 父をこちらに連れてくるのが決まった時点で こちらの歯科医の予約を入れました。 というのも、私が実家に帰っていた時に 歯が折れる…