介護のすすぬ

義親と実親の介護を通して学んだこと

歯 vol.4

歯 vol.4

 

その後の治療は

「残った歯根をぬき

歯茎が落ち着いたら新しい入れ歯を作ります。

1年くらいかかると思っておいてください」

というもの。

 

そして、歯科医とのお約束は

「残った歯をちゃんと磨くこと」

でした。

 

その日からたった3本のオリジナルの歯と差し歯のために

私が毎日歯磨きをすることになりました。

 

歯槽膿漏用の歯磨き粉を購入。

歯間ブラシも購入しました。

 

取り合えず、紫色の歯茎が元のピンク色に戻るまで

歯磨きは1日3回です。

 

 

親の歯を磨くことに抵抗がないと言えば嘘になりますが

義母の歯磨きもしていましたので

できないことではなかったのです。

 

親とは言え

独りでちゃんと磨けないのだから

仕方がないとはいうものの

 親の歯磨きは楽しいはずがありません。

最初の頃は、正直、辛いものがありました 。

 

それでも

大人しく口を開けてくれるだけでもマシ。

そう思って今も歯磨きは続けています。

 

(ちなみに義母の場合は

気が向いた時しか口を開けてもらえませんでした)