介護のすすぬ

義親と実親の介護を通して学んだこと

備忘録 vol.65

備忘録 vol.65

 

毎朝、デイまでの準備に義実家に通う日々。

 

こんなに毎日出かけていても

「もうすぐデイのお迎えが来ますよ」と声をかけないと

何にもしないし、していない。

 

物理的に出来ないことも増えてきたけれど

着替えなければ、ご飯を食べなければ…

そんな気はさらさらないですのです。

 

しなければいけいないことっていうのは

どうやら本人にはないのです。

 

毎日繰り返されることでも

本人に気がないということは

そういうことのようです。

 

本当は、こんなに毎日デイに出かけのは

義母だって嫌なんだと思います。

 

それでも、ピンポンとチャイムが鳴ると

「来た!」と言って動きます。

お迎えに来てくれるのは嬉しいという思いはあるのです。

 

なので、嫌だと駄々をこねることはないです。

そこは本当にありがたいと思います。

 

玄関を出る時には

「行ってくるわね〜」と言い

車に乗り込むとにこやかにバイバイと手を振ってくれる。

 

行けるところがあるっていいと思います。

そこに行かなければ、1日一人っきりで過ごすのですから。

 

認知症、それなりに進行形。

 

でも、この程度ですんでいるのは

デイの力もあると思います。

 

本当にありがたいと思います。

 

2016.6