誤嚥性肺炎 vo.3
誤嚥性肺炎 vo.3
2カ月の入院期間を経て
まるで蝋人形のように無表情になった義母。
毎日、何をするでもなく
白い天井を見つめて、寝ては起きを繰り返すだけ。
高栄養点滴だけでこと切れるまで生きているだけなら
可哀そうだから、家に連れて帰ろう
そう言って、療養病棟には移らずに退院を申し出ました。
Dr.からは
「何も食べられないような状態で退院するのは無理。」
そう言われたのですが
「家で看とります」
と半ば強引に退院。
訪問診療の先生とケアマネも交えて退院に向けての話し合いも行い
高栄養点滴ははずし
あとは本人の生命力に任せることにしたのです。
家で看取ると言ったので
何か急変するようなことがあっても救急車は呼ばない覚悟でと
念押しされて病院を後にしました。