癌 vol.6
癌 vol.6
手術をしてわかったのは
虫垂の嚢胞はDr.の予想を超えて大きくなっていたことでした。
虫垂と上行結腸の一部を切除する予定でしたが
癌化した嚢胞は小腸まで張り出し
放っておいたら腸閉塞を起こしかねないような状態でした。
小腸の一部も切除し、
大腸と小腸をつなげる手術になりました。
最初に、この嚢胞腺腫が見つかった時に
治療はしないという選択をしましたが
そのままにしていれば
腸閉塞を起こし、もっと大きな手術が必要になったかもしれません。
下手をすると人口肛門を付けることになったかもしれません。
それですぐにでも逝けるならまた話は違ってくるのでしょうが
QOLだけが下がってしまうようなことになれば
本人もつらいでしょうし、介護生活はもっと大変になります。
高齢者の手術へ踏み切る判断は本当に難しいと思いました。