介護のすすぬ

義親と実親の介護を通して学んだこと

誤嚥性肺炎 まとめ

誤嚥性肺炎 まとめ

 

義母は82歳。

 

50代の頃に胃癌になり

胃の全摘出をしていますので

胃ろうはできません。

 

今、嚥下の状態は

誤嚥性肺炎になる前とさして変わりません。

 

目の前に美味しそうな果物や料理などを見ると

「わあ!」と声をあげ嬉しそうな顔を見せます。

 

基本的に食欲は本能だと思います。

胃がなくてもお腹が空くし

美味しそうなものを見せられると食べたくなる。

 

人生50年を過ぎれば

あとはおまけの人生という考え方もあります。

 

一度誤嚥性肺炎になったからと言って

急性期を過ぎてまで絶食したり

点滴などの人工栄養や

限られた食べ物だけを与えられて生きながらえるというのも

ある意味で悲しい気がします。

 

義母の場合は

全てではないにしろ、まだ歯が残っていましたので

噛むことで脳に刺激も与えられます。

 

明日逝くかもしれないと思って

食べたいものを食べたいだけ食べてもらっているうちに

本来の姿が戻ってきたように思います。

 

ここまで生きれば十分おまけの人生です。

誤嚥性肺炎になっても

おまけの人生、好きなものを食べて死ねれば本望じゃないですか

 

そんな風に感じています。