介護のすすぬ

義親と実親の介護を通して学んだこと

歯 まとめ

歯 まとめ

 

「よく噛むことが大事」

よく言われていることですが

父の姿から痛いほどわかりました。

 

私が子供の頃

よく噛んで食べるように言われたことに合点がいきます。

 

ひところ、認知症症状が酷く

見当識障害もよく見られていた父ですが

入れ歯が出来てからというもの

信じられないくらい落ち着いていきました。

 

もちろん、パーキンソン病前立腺肥大など

体の不調の部分の改善もあるのですが

しっかりと食べられるようになったことが

一番大きいのではないかと思います。

 

歯槽膿漏も収まり

美味しく食べられるようになったことで

父のQOLは格段に上がりました。

 

自分できちんと歯磨きが出来なくなった時点で

独り暮らしは無理だと思わないといけません。

 

また、歯科医もそれに気づいた時点で

家族なりに連絡をくれるようにしてくれれば

こんなに多くの歯を失うこともなかったと思います。

 

介護認定を受ければもちろんのこと

受けなくても後期高齢者になった時点で

定期的な歯科検診も行い

口の中がどうなっているか、口腔ケアも含め

家族やケアマネなどとの連絡や連携も行うことが重要だと

つくづく感じました。

 

「食べることと出すこと」

これは人としてだけでなく動物として生きていくことの基本ですが

当たり前すぎてなかなか気が付かないことでもあります。