介護のすすぬ

義親と実親の介護を通して学んだこと

備忘録 vol.62

備忘録 vol.62

 

義母、庭仕事が好きだったせいもあって

出かけるときに通る玄関先のツツジの植え込みの

枯れた花が気になる。

 

なので、デイのお迎えが来て、これから出かけるというのに

立ち止まってお花摘み。

 

デイのない、この上ないお天気のある日。

 

いいお天気なので、

「いつも気になっている玄関のお花を摘みますか?」

そう声をかけるも

 「そんなことするわけないじゃない。」

 とにべもなく断られてしまった。

 

目の前にあることしか気にならない。

今、この状況下で見えることのみ興味の対象。

 

また、明日、デイに出かけるときには

枯れたお花が気になって立ち止まってしまうのだろうと思う。

 

 2016.6