介護のすすぬ

義親と実親の介護を通して学んだこと

誤嚥性肺炎 vol.4

誤嚥性肺炎 vol.4

 

自宅に連れ帰った当初は大変でした。

 

水分も十分に取れなく

熱を出すこともありました。

 

細かいものが肺に入りやすいというので

口から飲む薬はすべて中止。

 

流動食や高カロリーゼリー食なども取り寄せましたが

一向に進みません。

 

再び誤嚥性肺炎になってもいいから

好きなものを食べてもらうことにしたのです。

 

正直なところ、これが最後かもしれないと

家族みんなが思ったのでした。

 

果物が好物だったので

季節の果物を出したら

少しずつ食べるようになりました。

 

食べられることが増えてくると

次第に元気になり

退院から10カ月経った今では

普通に食事がとれるまで回復しています。

 

残念ながら、寝たきりになってしまいましたので

膝関節は固まり

歩くことも立つこともできません。

とても痩せてしまいましたが

顔色はよく、しばらくこのままでいられると思います。

 

生きていくためには食べることが基本なのだと

食の重要性を再確認しています。