介護のすすぬ

義親と実親の介護を通して学んだこと

血圧の薬

血圧の薬

 

父は独り暮らしをしていた時から

血圧降下剤を飲んでいました。

 

いつから血圧の薬を飲むようになったのかは知りません。

 

同居を始める一年くらい前

介護認定を受けた時は要支援1でしたが

その頃までは自分の食事は自分で作っていました。

 

若いころから玄米食

みそ汁は具材を煮込んだものだけつくり作り置きし

最後は器に入れて味噌を落としレンチンして作る。

朝ごはんはみそ汁と漬物と玄米。

昼は近くのスーパーでお寿司を買い

夜は刺身と適当なおかずで晩酌。

 

亡き母が早い年齢で半身が不自由になりましたから

それからはずっと食事は自分で作っていたのです。

 

そんな父も次第に食事を作るのが億劫になり

要支援1から要介護1になり

買い物もヘルパーさんにお願いするようになり

いつしかインスタントのスープやみそ汁を買い置きするまでになりました。

 

同居する直前の夏に実家に帰った時は

頭のボケ具合が急激に進んでいた頃で

インスタントみそ汁の味噌とわかめスープを合わせて飲んでいたりしていました。

 

そして

「血圧を下げる薬を飲んでいるのに血圧が高い」

そう訴えるのです。

 

そんな塩分の取り方をしたら

誰しも血圧は上がると思います。

 

その上、漬物ですから

いくら玄米食でも不健康でしょう。

 

食が基本ですから

ここをいい加減にするとすべてが壊れていきます。

 

その頃、急に血圧が上がったら飲むようにと

別の血圧降下剤も処方されて家にありました。