介護のすすぬ

義親と実親の介護を通して学んだこと

2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

認知症 vol.3

認知症 vol.3 義母も認知症。 やはり自分でも何かおかしいと思っています。 「この頃なんかおかしいのよ」 それが口癖でした。 過去のことはすべて 「きのう」と言って話していました。 それでいてこちらから昨日のことを話すと 「もうね、よくわかんないの…

認知症 vol.2

認知症 vol.2 父は認知症です。 自分でも自覚しています。 そのせいか いつも不安なのです。 「これでいいか」 「なにか忘れている気がする」 これは父の口癖です。 そして私のところに何度も来るのです。 「これでいいか?」と。 事実、パジャマの上から洋…

カレーの匂い

カレーの匂い 「テレビでカレーライスを見ると カレーの匂いがするんや」 父が認知症になる前のことです。 10年近く前になるのか いつからそんなことを言っていたのか 記憶は定かではありません。 目の前にカレーがあるわけじゃないけれど 画像としてカレー…

認知症

認知症 義母も父も認知症です。 本人たちも 「何かおかしい」 そう思いながらもひとりで暮らしていた時があったのです。 義母は早い時期から義弟が一緒に暮らしてくれていますから 介護認定も早くから受けることができました。 義母は何かおかしいと思いなが…

リハビリパンツ vol.3

リハビリパンツ vol.3 父を呼び寄せて連れてきたときは 酷い頻尿で、漏らすことは日常茶飯事でした。 ひとり暮らしをしていた時に ヘルパーさんからリハビリパンツを勧められていましたが ハードルが高く超えられないでいました。 そのうち 濡れた下着を捨て…

リハビリパンツ vol.2

リハビリパンツ vol.2 「こんなもの履くようになったらおしまいよね」 吐き捨てるように言いながらも すっかりリハビリパンツにお世話になっていた義母。 リハビリパンツにシートを敷いて いちいちパンツを履き替えないでも シートを交換すればよい形にして…

リハビリパンツ

リハビリパンツ 年を取ると 本人の意思とは裏腹に 漏らしてしまうことがあるのは ある意味仕方がないことだと思います。 でも 漏らしていても認めたくない 漏らす自分を認めたくない そんな人としてのプライドみたいなものを感じます。 リハビリパンツを履く…

老老介護

老老介護 義母も実父も認知症になる前は それぞれの連れ添いを介護する老老介護をしていました。 義母の場合は 義父の持病の糖尿が悪化し 透析に加えて足の壊疽。 怒鳴ったり暴れたりで受け入れてくれる病院はなく 介護の期間は5年もなかったように思います…

お尻を叩かれればできるのよね

お尻を叩かれればできるのよね 3年前、義実家に通うようになって 洗濯や洗い物などを手伝うようになった時に 義母が言った言葉です。 認知症だからといって なにもかもが全くできないわけではないのです。 誰かが指示を出してくれて 一緒にやればできるので…

認知症について学ぶ

認知症について学ぶ たまたま、近くの公民館で老いを考える講座がありました。 もう4年ほど前のことで具体的なことは忘れてしまいましたが そこで認知症について話を聞けたのは救いでした。 そこで知ったユマニチュードという考え方。 後でユーチューブで確…

3年前の4月

3年前の4月 本格的に義母のお世話をするようになったのが3年前の4月。 早いもので、この春で4年目に突入です。 近くに住む義母は認知症。義父が亡くなった後ひとりで暮らしていましたが認知症になり一番下の義弟と同居。 義母はヘルパーさんが来る予定の日に…

誰が介護を担うのか?

誰が介護を担うのか? 親の認知症に誰が早く気が付くのか? 気づいた弟が介護を担うことになったのが義実家で 気づいた私が介護を担うことになったのが実家。 義実家は母親で実家は父親。 義弟は5年前に転職をして義実家に戻って同居。 私は1年半前に父を自…

エピローグ

エピローグ 介護は子育てに似ています。 子供が育つ姿から学ぶことが多かったように 子供に還っていくひとたちの姿からも学ぶことは多いのです。 子供の育ちがそれぞれのように 老いの姿も人それぞれで 認知症と言っても十把一絡げには出来ず それぞれ違った…