認知症 vol.3
認知症 vol.3
義母も認知症。
やはり自分でも何かおかしいと思っています。
「この頃なんかおかしいのよ」
それが口癖でした。
過去のことはすべて
「きのう」と言って話していました。
それでいてこちらから昨日のことを話すと
「もうね、よくわかんないのよ!」
と怒るのです。
怒らせてしまうと後が疲れるので
一切過去の話はしないことにしました。
本人も自分の状態についてイライラしているのです。
なのでいつも話をするときは
当たり障りのないことをいうか
もしくは話さないか
それか、ただ義母の話を
「そうですね」
と相槌を打ちながら傾聴するか。
それでも義弟は
「今日の晩御飯、何食べた?」
と毎日のように問いかけていました。
「忘れた」「覚えちゃいないわよ」
そんな風に言いますが
義弟にはイライラすることもなく
怒ることもなかったのは
おそらく嫁と息子という立場の違いだったのでしょう。