介護のすすぬ

義親と実親の介護を通して学んだこと

認知症

認知症

 

義母も父も認知症です。

 

本人たちも

「何かおかしい」

そう思いながらもひとりで暮らしていた時があったのです。

 

義母は早い時期から義弟が一緒に暮らしてくれていますから

介護認定も早くから受けることができました。

 

義母は何かおかしいと思いながらも

認知症という名前に不快感があったのでしょうか。

 

ケアマネさんは義母には

認知症じゃないですよ」

しきりとそう言っていました。

 

プライドの高い女性だったので

本人も認めたくなかったのかもしれません。

 

私はそんな義母のお世話をしていましたから

一人で暮らす父がいる実家に戻った時には

認知症の義母の様子を話したりもしていました。

 

年に2回ほどしか帰省しないことに加え

認知症の義母に見られたような様子はなかったので

父の認知症に気付くのが遅れました。

 

でも、父にはしっかり

認知症だから」

そう告げています。

認知症だから一人では暮らせない」

そういって渋る父を呼び寄せたのです。

 

自分でも行動がおかしいのに気づいています。

そういう時は

認知症だから仕方がないよ」

そう言っています。

 

私も父のことは

認知症だから仕方がない」

と受け入れています。

 

80歳以上の4人に1人が認知症だと言われています。

 

認知症はちっとも恥ずかしいことじゃない。

 

そんな自分を素直に受け入れて

みんなに世話になりながら

ありがとうって言って暮らせばいいと思うのです。

 

父にはそういっています。

 

認知症への考え方。

それは人それぞれだと思うのですが

自覚して受け入れることも大切だと感じています。

 

私が認知症になったら言ってほしいです。

「あなたは認知症よ」って。