老老介護
老老介護
義母も実父も認知症になる前は
それぞれの連れ添いを介護する老老介護をしていました。
義母の場合は
義父の持病の糖尿が悪化し
透析に加えて足の壊疽。
怒鳴ったり暴れたりで受け入れてくれる病院はなく
介護の期間は5年もなかったように思いますが
太字のマジックで書いたような介護でした。
実父の場合は
実母がまだ60代の頃に半身が麻痺しましたから
20年という長い期間に渡った
筆で右払いに書いたような介護でした。
二人に共通することは
連れ添いのことに精一杯で
ひとりになった時のための準備をしてこなかった
そんな気がしています。
それとも、
「自分たちは大丈夫だ」
そんな過信があったのかもしれません。
老老介護でそれぞれ見送った後には
義母は5年、実父は8年の一人暮らしの時間がありました。
おそらく
子供には迷惑をかけたくないと思っていたのでしょうが
思いっきりかけるような生活に突入しました。
時間の経過とともに年老いてはいけないのだと
二人の姿から学びました。
要注意だと感じています。