介護のすすぬ

義親と実親の介護を通して学んだこと

備忘録 vol.19

備忘録 vol.19

 

義母を介護するようになったきっかけは

ヘルパーさんの来る日に義母が出かけてしまったこと。

 

認知症の母だけに、当然、大騒ぎになる。

 

週3日のデイサービスと週2日のホームヘルプで

なんとか弟と二人で生活していたけれど

もう二人では無理だということになった。

 

この日は無事に帰ってこられたのだが、

その後デイサービス4日とホームヘルプを1日にし

決してひとりきりにならないようにする。

 

デイのある日は我が家で夕食を食べ

弟の帰宅と同時に家に送り届け

ホームヘルプの日はヘルパーさんのこない時間帯に

嫁である私が義実家に詰めることになった。

 

 この日以前にも

夜に歯医者に行くと言って出かけようとしていたり

暗い中で庭にしゃがみ込んでいたりということがあり

弟も精神的に限界を感じていたらしい。

 

 

それまでも出張や旅行に行く時には

1人きりにはできないからと言って泊まりに来てもらったりしていたので

私もおかしな行動や言動には気付いていたが

SOSが出されるまでは弟の大変さはわからなかった。

 

そんなこんなで、弟と私たちの二人三脚で始まった介護生活。

 

今はデイの後だけでなく

デイのお迎えが来るまでの朝の準備の時間にもお世話に出かける。

 

介護生活、

その大変さは外部に発信しないと誰も気付かないのが現実。 

 

2016.4