介護のすすぬ

義親と実親の介護を通して学んだこと

頻尿

頻尿

 

同居当初、父は本当に酷い頻尿で

本人もそれがとても辛く

病院嫌いの父なのに

こちらに来て早々に

泌尿器科に連れて行ってくれるか」と。

 

以前のケアマネさんからは

必ず内科に行くように言われていましたので

内科も併設した泌尿器科に行きました。

 

そこでわかったのは

前立腺肥大と過活動性膀胱。

 

前立腺の肥大によって膀胱は圧迫され

普通の人の30パーセントほどしかなかったのです。

その上、過活動性膀胱ですから

排尿を我慢することなどできるわけはないのです。

 

先生から、その時に飲んでいた薬を変更してもらいましたが

父本人はすぐにでもどうにかして欲しかったようで

こんな薬を飲んでも治らないと

私に民間のサプリを要求しました。

 

ドクターには、

「すぐには良くなりません。時間がかかります。」

そういわれていたので

私は気長に付き合うことにしたのです。

 

父には

「すぐには良くならない

頻尿は高齢者ならだれでもあることで

仕方がないんだよ」

そういって聞かせました。

 

始めの頃は漏らすことが多くて大変でした。

 

飲み始めて約1年半

今ではやっと膀胱も60パーセントくらい戻ってきたようです。

 

何十年もかかって肥大したものが

そんなにすぐに小さくなることはないのでしょう。

 

高齢になると、先がないような気がして

すごく焦ってしまうのですが

今の現状を素直に受け入れ

うまく工夫しながら生活することも大切だと感じました。

 

あるがままを受け入れる

介護をする上での学びでもありました。