介護のすすぬ

義親と実親の介護を通して学んだこと

環境の変化

環境の変化

 

一人暮らしの父を呼び寄せて同居していますが

この環境に慣れるまでには

随分と時間がかかりました。

 

我が家には何度か遊びに来たことがありますが

うろ覚えでしか記憶にありません。

 

新しいことは覚えられないのですから

毎日が新鮮、新しいことだらけなのです。

 

それだけでなく

痰を絡めとったティッシュをそのままにすることや

トイレを使うと便座を汚すことなど

最初が肝心とばかり夫がきつく対応したことなどで

精神的にも不安定に陥りました。

 

夫も頭の中では仕方がないとわかっていても

今まで家にいなかった人、つまりは父が家にいることが

疎ましいのです。

 

しかし、父にとっては

こちらに来てから格段に増えた病院通いに

完全アウェーの状態での新しい生活。

 

精神的に参ってしまっているのは

お互いさまです。

 

父が来たのが秋で、精神的に落ち着いたのが再び秋を迎える頃。

つまりは1年近くかかったことになります。

 

そして、今だに夫は父のいる生活に慣れていないようです。

おそらくずっと慣れることはないと思います。

きっと慣れるつもりもないのだと思います。

 

どこまでいっても、この家は夫の家ですから

仕方がありません。

 

そんな夫にも

片隅ですが感謝の気持ちは持ち続けたいと思っています。