介護のすすぬ

義親と実親の介護を通して学んだこと

ショートステイ

ショートステイ

 

誰しも環境が変わると

しばらく落ち着かなかったりします。

 

新入学を迎える4月とか

仕事の部署が変わったりするときとか

慣れるまで時間がかかります。

 

子供が赤ちゃんだった頃

実家に出かけたり旅行に出かけたりすると興奮状態に陥り

昼寝をしなかったり夜泣きをしたりしたものです。

 

知らない人が泊りに来るだけでも

同じような状態に陥ることはありました。

 

それと同じようなことが

認知症である義母と父にも起こります。

 

家族のレスパイトだったり

やむを得ず家を空けなければならない時など

事前にわかっていればショートステイをお願いします。

 

食事もついてお風呂もついて

困っていれば施設の職員さんが対応してくれて

至れり尽くせりなのですが

ショートステイ明けは

興奮状態で認知症が進んだような感じになります。

 

妙に饒舌だったり

ありもしないことを言ってみたり。

 

家族のレスパイトのはずが

帰宅後の対応の面倒を考えると

ショートステイも気が重かったりします。

 

義母も父も環境の変化に弱いのです。

 

ひとりじゃない不安よりも

知らない場所に来た不安の方が大きいのです。

 

何度もお世話になっていても

毎回初めての場所という認識になるのが

とても厄介です。

 

それだけでなく

自分よりも介護度の高い方々が多くいることも

さらに不安が掻き立てる要因なのかもしれません。

 

家族にとってショートステイはとてもありがたい場所ですが

本人にとってはとても辛い場所のようです。