介護のすすぬ

義親と実親の介護を通して学んだこと

時間の概念

時間の概念

 

義母にとってはすべてのことが

「きのう」でした。

 

父にとってはすべてのことが

「このまえ」です。

 

「このまえ○○さんと電話で話したが…」

そんな話があったとしても同居する前ですから

1年半以上も前のことです。

 

でも

「このまえ」

なのです。

 

『このまえっていつよ?』

そう突っ込みたくなる時はありますが

あえて

「そうなんだ」

といって話を聞くことにしています。

 

考えてみれば

この前という言葉の時間の概念も曖昧ですから

いつかわからないけれど過去にあったこと

そういうことなのでしょう。

 

いずれにせよ二人にとっては

昨日であろうが

この前であろうが

いずれも大したことではないのです。

 

私にとっても

大したことではないのです。

 

なので、あまり細かいことには

こだわらないほうがいいのかも知れません。

 

これも介護をするうえで

大切なことだと思います。