備忘録 vol.60
備忘録 vol.60
子どもが小さい頃、
料理をしながら子ども達の様子が見られるようにと
オープンキッチンにした。
で、義母のお世話を始めた頃は
対面にあるソファに座った義母に
キッチンに立っている自分が監視されているようで
それはそれは気が重かった。
だけど
今はそういう思いもなく
逆に部屋の中をうろうろ物色して歩く義母に
目を配りながらの料理進行形である。
義母の手前、
味見もつまみ食いに見えるだろうと思うと
気を使ってできないことが辛い。
何か食べていると、間違いなく義母も欲しいだろうから
味見でさえも口に入れるわけにはいかない。
やっぱり、気を使ってるのか…。
子供のような義母と過ごす夕方からの時間は
本当に長い。
2016.6