作話
認知症の義母、明らかにおかしいなと思うことを言います。
でも、行ったことも言ったこともすぐに忘れるので、
「それは違うよ」って、訂正する必要はないのです。
下手に訂正しようとすると、不機嫌になります。
「そうなんだ」「へえ、しらなかった」
話を聞いてもらえた安心感と達成感、ある種の優越感みたいなものが
心を穏やかにするんだと思います。
ひととしての尊厳、ある意味、適当に流すことへの違和感があるかもしれませんが
その後の生活の安寧を求めるなら、200%合わせてあげれば
それでいいんじゃないかと思うのです。
問題は、それができるだけ自分に余裕があるかどうか
なのだと思います。