介護のすすぬ

義親と実親の介護を通して学んだこと

食欲

食欲

 

父は癌ですが、今のところ食欲は旺盛です。

ですが、丁度良い量が計れなくて困っています。

 

少し多いと残してしまい

少し少ないと2時間ほどして

「ご飯を食べてない」と言いに来ます。

 

全く記憶がないわけではなさそうなので

食べたものを教えると

「ああ、そうだった」と一応思い出してはいますが

(もしかすると、思い出したフリをしているのかもしれません)

食欲を満たすためにおやつを食べて満足させます。

 

小腹でもお腹が空いたと感じると

「ご飯を食べてない」

という表現をしますが

そういうことで自分の中でつじつまを合わせているのかもしれません。

 

なんとなくお腹が空いているのは

きっとご飯を食べてないからに違いない・・・みたいな。

 

食べたのに食べてないというのは認知症あるあるですが

食欲スイッチが壊れているとは限らないこともあるようです。

 

以前は、食べたのに

「いつになったらご飯をするんや」

と怒りにきたこともありましたが

今は指摘すると素直に認めてくれるのでまだ救われます。

 

それでも、娘としては言いようもない脱力感に襲われます。