介護のすすぬ

義親と実親の介護を通して学んだこと

甘党 vo.2

甘党 vol.2

 

認知症になって

それまでは食べなかった甘い物を食べたがるようになった父。

 

その食べ方はちょっとおかしいのでは?と思うことがあります。

 

食後に口がさっぱりするからと言って果物を食べていたのは

随分と前からのことです。

 

今でも毎回果物を出すのですが

食べている途中で出すと

ご飯を食べながらまるでおかずのように果物を食べてしまうのです。

 

この姿は以前の父なら考えられないことです。

 

たまにデザート代わりにプリンなど出しても同じです。

プリンがおかずになってしまうのです。

机の上に饅頭などがあればやはり同じです。

 

ご飯の合間に食べる甘いものは美味しいのでしょうか?

見方を変えれば箸休めですが

それにしてはかなり違和感があります。

 

これはもう小さい子供と同じなのです。

 

小さい子供と対応の違いは、放っておくということでしょうか。

 

小さい子なら「ご飯を食べてからだよ」と言うでしょう。

私だけでなく、多くの親がそういうと思います。

 

でも、認知症の父の場合は違います。

 

ここで

「ご飯を食べてからにしたら?」

なんて、そんな言葉を発したなら

「いつ食べようがええやろ」と逆切れされます。

 

そう、一度逆切れされたことがあります。

欲しいと思った時が食べたい時なのです。

 

これは見せてしまった私が悪いということです。

ご飯が終わってから出す

これが基本なのです。

 

これは義母をお世話したときに経験済みでしたが

父に対しては、脇が緩んだとでも言いましょうか。

 

甘いものに関しては自制が効かなくなります。

義父は糖尿でしたが、父は糖尿でなくてよかったと

つくづく思います。

 

86歳ですから、いつまで生きるか誰にもわかりません。

義父や実母は食事制限がありましたから

父には好きなものを好きなだけ食べさせてあげたいという思いはあります。

 

それでもこんなに甘いものばかり与えるのはどうかと思い

それなりに私が調整しています。

 

鬼娘でしょうか。

悩むところでもあります。