食べず嫌い
食べず嫌い
義母は変わったものは食べないという人でした。
自分の中で食べた経験がなければ食べない。
エスニックなど変わった国籍料理もダメ。
偏食とまではいかないけれど
「食べたことないから食べられない」
というのが義母の意見。
当然、ゴーヤやパパイヤなど
ここ近年食卓に並ぶようになった食材もNOでした。
しかし、認知症になってからは
何でも食べるようになりました。
もともと辛いものは苦手なので
食べてから「辛い~」と泣きそうな顔になりますが
それ以外の物なら何でも食べてくれました。
もちろん、感覚で生きているところがありますので
見た目が大事。
食べたがりませんでした。
カラーピーマンやパプリカは必須。
以前なら食べなかったピクルスも食べました。
一番驚いたのは
父と義母と私で入ったイタリアンレストランでのこと。
父の為にチーズの盛り合わせを頼んだのですが
ブルーチーズやヤギのチーズなど
癖のあるチーズをひとりで平らげてしまいました。
義母の誕生日のお祝いでしたので
ひとりで食べてしまっても良かったのですが
変わったものは食べないと言っていたので
驚きでした。
食べず嫌いがなくなり
何でも食べてくれる認知症なら歓迎です。