備忘録 vol.28
備忘録 vol.28
義母、ちょっと大きな音を立てるとびっくりする。
それは、
重ねていた鍋が崩れたとき、
後ろから声をかけたとき、
突然ドアが開いたとき。
普通ならちょっとびっくりしただけで済むことでも、
この上ないリアクションで驚いてくれる。
それが認知症なのかな。
なので、声をかけるときは後ろからはかけない。
義母に対して何かアクションを起こすときは、必ず事前に声をかける。
話をするときは、
自分が低い位置になるようにしゃがみ、
正面から目を合わせて話をする。
これって、子育てと同じ。
ちょっとした物音でビクっとする新生児から始まり、
着替え一つでも食事でも、アクションを起こすときはすべて声をかけてから。
で、話をするときは、目線を合わせて目を見る。
本人が安心するためには、
あわせてあげられる方が合わせてあげるしかないのだ。
2016.5