介護のすすぬ

義親と実親の介護を通して学んだこと

備忘録 vol.32

備忘録 vol.32

 

義母のお世話に出かけた時、庭仕事の跡があったので、

 

「弟君が庭仕事をしたんだね〜〜」

 

というと、昨日、別の弟くんが来て一緒にやっていたという。

 

「そうなんだ、昨日、別の弟くんが来たんだね…」

 

私は間に受けていたが、確認すると本当は誰も来ていない。

 

以下は、義弟からの報告。

 

8時に見た大河ドラマも全く覚えてない。

「さっき見てたよ」と伝えても、

「見てない」って本気で言う。

 

会話をしていて言葉を間違えるんだけど、

その間違えた言葉が間違えたと思ってない。

 

聞き返すと、間違った言葉をそのまま使って話をする。

文章として成立してないけれども、

それにも気付かないことは多々ある。

 

 私としては、誰かが来たことなど

もしかして、昨日のことを覚えているのかも…

と少し嬉しくなって確認を入れたのだけれど、

現実の姿を再確認するに至っただけだった。

 

それでも、忘れること自体は何の実害もないから、

対して気にするようなことではないと思うけど、

実の息子の義弟にしてみれば、そういう姿はショックなんだと思う。

 

 

本日、朝から、リハパンを交換するも、笑いながら

「ちびっちゃったみたいね〜」という義母。

 

私としては、それでいいんだと思う。

深刻になる必要は何もないと思う。

 

2016.5