介護のすすぬ

義親と実親の介護を通して学んだこと

記憶障害

記憶障害

 

実父は認知症に伴った記憶障害があります。

新しいことは全く覚えられないので

テレビ、エアコン、電気などリモコン操作は一切できません。

 

それどころか

毎日使っている入れ歯でさえも、

いまだに上か下か前か後か、覚えられません。

 

本人も

「なんでおぼえられへんのやろ?」

と首を傾げたりしています。

 

なのに、怖い夢はしっかりと覚えています。

 

先日、夜中に廊下や階段をウロウロしてたので

何をしているのか聞いてみると

父の孫である私の息子が血まみれになって倒れていると

うろたえているのです。

 

「そんなはずないでしょう!

また怖い夢を見たんでしょう?」

そういって寝てもらいましたが

数日たった今でも覚えています。

 「なんであんな夢をみたんやろ」って。

 

どうやら怖い夢の映像だけが頭に残るようです。

 

 

 怖いという感覚は、

夢であっても視覚情報として脳内にインプットされるようです。

 

これは防衛本能の一つかもしれません。

 

しかし

息子が血まみれなんて縁起でもないです。
それだけでなく、夜中にウロウロされて私も寝不足でいい迷惑です。