介護のすすぬ

義親と実親の介護を通して学んだこと

パーキンソン病

パーキンソン病

父を呼び寄せて2カ月ほど経ち

真冬の季節を迎えた頃のことでした。

 

足が悪くなっていた父が次第に歩けなくなってきたのです。

本人は歩きたい様子なのに

足が出なくなることが増えてきました。

 

素人目にみても

脳から指令がでていないような感じでその場に立ちすくむ

しばらくしてからやっと足が出てなんとか前に進む

そんな状態になりました。

 

丁度、数日後に内科を兼ねた泌尿器科のクリニックに

薬をもらいにいく予約が入っていたのが救いとなりました。

 

診察室に入る時の父の様子を見た医師が

専門医にみてもらうようにと神経内科の医師に紹介状を書いてくれたのです。

 

こういうことは神経内科なのですね。

それまで、どこで診てもらえばいいんだろうかと

インターネットで検索してはモンモンとする日々を送っていましたから

医師から専門医を紹介してもらえたのは本当にありがたいことでした。

 

ただ、その医師から紹介された病院は大病院でしたから

予約は早くても2カ月先。

 

その間、少しずつ歩けなくなる状態が進みます。

それでも、その神経内科の医師がいいというので

2カ月も待ちました。

最後の頃は、こっそり病院を変えてしまおうかと思ったくらい

本当に待ちくたびれました。

 

そして初めての神経内科の診察では、医師の指示で

その場を歩いたり手を動かしたり足を動かしたり

認知機能を確かめる質問をしたりもしました。

でも父はほとんど指示通りにはできません。

 

医師が一通り診たあと

パーキンソン病の検査をするように言われました。

核医学検査です。

 

パーキンソン病もそんな検査方法があることも

どちらも初めて知ったことでした。

  

神経内科の医師からは

次回の再診までの間、足がすくむときは

いち、に、いち、に

と号令をかけてあげてくださいといわれました。